お産の振り返り

つぅ〜な話 西原式育児の実践と検証
え〜、お目汚し失礼…。

妊娠5ヶ月の、ハラオビの写真です。
戌の日、ってやつですな。
安産祈願に行って、ダンナに巻いてもらったものの、
「なんか違くねえ?」
とクレームをつけている、の図。
こんなユルユルじゃあ、サポーターになんねえべ?
って、さらしって、やっぱ使えませんね〜。
こんなんいちいち巻いてるほど現代人はヒマじゃありませんムムム

「お産の振り返り」
なにも私がテキトーにつけたお題というわけでなく、
助産院でこういうイベント(?)があるんです。
そういうカウンセリングを行っている専門職の助産師さんの元、
自分のお産を色々語りあおう、という。

妊娠・出産は、女性にとって人生の一大イベント。
なのに、産んでしまったら子育てに終われ、
ちゃんと消化することなく記憶に埋もれていってしまう。
すごく幸せだったこともあったり、思い出すことすら嫌なこともあっただろうけど、
ちゃんと受け止めて、次につなげる、あるいは人生の糧にする、
大事なことだと思います。
オンナは出産を経験するから、修行とかしなくていいんだって。
そのくらいのことなんだそうですよ、出産って。
確かに、修行癖って、男性に多い気がするやね。

私個人の感想でいえば、
出産、と、コドモ、って、あんまりつながっていない気がする。
変な言い方だけど。
もちろん、うちのつーさんは正真正銘、私から分裂したんだけど、
なんというか、出産、という経験がなくても、私の子、なんですよ。

友達に、不妊治療を繰り返した末、養子縁組を迎え入れた人がいるのですが、
夜中の授乳や、夜泣きや、後追いや、イヤイヤ期、
そんな大変なこと、果たして「血のつながり」がなくてもできるものなのか?
ずっと疑問だったんです。
今自分が子供を持ってみて、うん、「あの経験」がなくてもできると思う。
別に血のつながりがなくても、誰それに似ていたりしなくても、
一心不乱に面倒みているうちに、「母」にされてしまうんですよね。
あの経験とコドモは、別の話なんですよ。

だからこそ、運よく授かったら、もっと出産に貪欲になっていいと思うんです。
私達、すごく若い頃から、出産に対してはマイナスイメージしか刷り込まれてこなかった気がする。
鼻からスイカ、とかね〜。違うとは言わないが、どちらかというと重度の便秘解消って感じ?
痛いけど、痛いことよりもいいこと、気持ちいいこともいっぱいあって、
そこは全然語られてこない。
やっぱちゃんと「振り返って」ないからかしら?

出産って、修行が免除されるくらいの、オンナの特権なんですよ。
もちろん、無事にコドモが生まれてくるのが大前提なんだけど、
トラブルのないように、体作りをがんばって、食べ物とかも気をつけたりして、
満身創痍で出産を味わい尽くす。
そのくらい前向きに挑んでもいいと思うんです。
今の「命さえあればいい」という、出産の「質」をさっぱり無視した管理出産は、
やっぱり男性目線のモノのような気がします。
ベッドに仰向けに促進剤じゃ、充分に体と向き合えないもんね〜。

もののついでに、世の中に苦言。
私ら、母である以前に、女であり、人間であります。
子供のためにはなんでもできるけど、
努力しているうちにそうなっちゃっただけで、決してアタリマエじゃないんですよ。
「母」に対して過剰に期待したり憧憬したりするのって、
武田鉄矢か森進一あたりが元凶なのか?ムムム
親だって人間、そう認識できないうちは、いつまでたってもコドモよね。
ザコンの真髄、ここにありハァ

この話、まだまだ続く〜。