赤ちゃん軍団清里ツアー秋の陣

つぅ〜な話 西原式育児の実践と検証
タイヘン更新が遅れてしまいましたが〜。
11月のアタマのネタではありますが〜。

秋の八ヶ岳はとても紅葉がきれい面紅`
写真は、「獅子岩」という、ビュースポット。
夕日にススキが映えて、とてもきれいでした〜。

というわけで、またまた行ってきました!
11組の親子連れでの清里旅行!
前回、ハイハイ組だった子達もちょろちょろ歩き始めたので、
「まきば公園」という、羊や馬とふれあえるスポットにも行ってみました。
うちの息子は、早速山羊の耳穴やら鼻穴やらにプスプス指を突っ込みまくり…ムムム
「怖いモノを知らない」が怖い今日この頃汗

今回の旅行は、ちょっと色々考えさせられまして。
なんというか、コドモがこれだけそろうと、今までなかった「世間の白い目」に嫌でも気づかされるわけで。
騒いでいるわけでもないのにちょくちょく嫌な思いもしました。
(この年齢で、この人数で、騒いでない、ってだけですごいと思うんですけどねー。)

俳優・柳生博が経営するギャラリーカフェ、「八ヶ岳倶楽部」。
前回行ったときはいらっしゃらなかったのですが、
今回たまたま、パパさんママさん(柳生夫妻のこと)がいらっしゃって、
すごく歓迎してくださいました。
柳生さんは、大のコドモ好きで有名なんですね。
平日夜で、お店は空いていたものの、
大勢だし、気が引けて他のお客さんにエクスキューズしたりして回ってたのですが、
柳生さんは、一言、

「20年後のVIPだから」

と言ってくださったのでした。

お世辞でも、そんな風に言ってくれるお店ってなくって、
それまであんまりいい顔していなかったスタッフのヒトも、
途端に態度が変わったりして、
すごく受け入れられた気がして、救われたのでした。

コドモを持つと、
どれほど社会がコドモを疎んでいるかが、よーく分かります。
でも、私も、産む前はそっち側だったわけで。

前に、「極嬢ヂカラ」という情報番組で、
今、女性の間で「ヴァジャズリング」というのが流行っている、というのを観ました。
なんじゃそれ?ってね、
「ヴァギナ」の造語なんだけど、
要するに、陰毛をワックスできれいに脱毛して、
医療用のノリでラインストーンやらスパンコールやらを貼り付けてアートする、という。

どうでもいいけど、暇だよね、って話で。

あるものをわざわざ取って、違うモノに貼り替える、
その、自分にかける労力と時間とお金と。

でも向こうも、一日中家にいて、暇でいいよね、って心底思っている。
子育てほど24時間拘束される辛い仕事はないと思うんだけど。
やるまでは私も知らなかった。
私も、そう思っていた。

なんでしょうね、この、分断感。
なんでこんなに隔離されてしまっているんでしょう。
社会の構造があまりにも縦割りすぎて、
普段お互いに行き会うことがあまりにもなさすぎるのがいかんのでしょうかね。
昔の長屋みたいに、
大人もコドモの年寄りも、いろんなヒトが一緒に生活していたら、
自分以外の人たちがどのような生活をしているか、自ずと想像がつくと思うんだけど。

ちょっと前に、通勤電車で、子連れに向かって
「みんな今から働くんだから電車を降りろ」
って言ったOLがいた、って話題があったけど、
大概の母親が、狭い2DKの部屋で24時間コドモと二人っきりで、
それがどれほど辛い仕事か。
仕事とすら思われていないし。
(そりゃ現金は稼げないですけどね〜。)

母親の方もイケナイよね。
自分のコドモがちょっと注意されると激高したりして。
誰も口を出せないから、結局一人で育てなくちゃならなくなって、
自分の首を絞めていたりする。
コドモは、「近所の怖いおじさん」に怒られて育っていくモノでしょうよ。
ひとりでしつけ、なんて絶対にできないんだから。

昨今じゃ、コドモがうるさいと虐待として通報するんですって。
そうすればするほど、泣かせまいとして虐待に走るヒトが絶対出てくると思う。
本当に、社会が虐待を作っていると思う。

旅行の報告のはずが、暗い感じですいません。
事情を知っているママ読者、しつこくこだわっててすんまへんえー
いや、でも、なんとかしにゃーいかんだよ、
そう思わん?