我流のトイレトレーニング

つぅ〜な話 西原式育児の実践と検証
リサイクルショップで300円で手に入れた、BabyGAPのパンツ。
個人的に、このパンツが一番床まで漏れなくてトイトレしやすいです…。

残暑お見舞い申し上げます。
この夏のオムツはずしに勝負かけている方も多いことでしょう、心中お察しいたします。
うちの息子も例に漏れず、2歳になった今夏、いきなり綿パンツ始めました。

「夏にトイトレ開始」て世間のコモンセンスのようですが、ハテなんで夏のほうが外れやすいのでしょうかね?
「下半身スッポンでいられるから」って、このエアコンの効いた現代、試しに自分が1時間スッポンになってみましたが、ホネまで冷えました汗
まあ我が家が全館空調状態の地球に厳しいトーキョー寒冷地だから、なんですけどね…ムムム
汗をいっぱいかくのでおしっこの回数が少ないから、というのはトイトレに向いているかな。
洗濯物がよく乾く、とかね。

トイトレを始めるにあたり、「自分は何がイヤなのか?」を自問自答してみました。
洗濯はね、布オムツでしたから、電気バケツ的なグッズもそろってるし、慣れてるし、大したことないんですよね。
一番イヤなのは、やっぱり床掃除でしょう。
ちょびちょび漏らされるたびに雑巾持って、しかも我が家はほとんどがジュータン(タイルカーペットですが)、ごしごしこすりながらニオイとか取れねえ〜むかっってストレスためながら、ああでも怒っちゃいけないのね、なんて状況、考えただけでノーサンキューパー
床掃除がイヤ、ってことは、床まで伝ってもらっちゃ困る、ってことだから、スッポンは当てはまらないんですよね。だだ漏れですもん。
しかも冷えるし。

ここはひとつ発想を変えまして、「ズボンをオムツカバーと思えばいいのでは」と思いつきました。
綿パンツはかせて、その上にロングの、できれば足首のしまったデザインのズボンをはかせる。
このスタイルだと、座っているときに漏らしたらもちろんアウトなんですが、立っている時でしたら、割と足首で止まるか、床までいっても少量で済むんですよね。
しかも、しっかり足を伝って濡れるので、スッポンよりも気持ち悪いことこの上ないです。
初回漏らした時は、ガン泣きしました、うちの息子グッド!
リサイクルショップで安いパンツをたくさん買ってくれば、洗い替えのストレス軽減。
で、ヒットしたのが、写真のパンツ。
同じのもっと欲しいけど、トイトレで使うのに300円以上はどうしても出せなくてウキャー!
イージーパンツは結構裾が広がったデザインが多いので、多少漏れる量が増えます。

そして、掃除。
最近読んだ子育てエッセイには、「もらしたところに塩をてんこ盛りにして雑巾でふき取るとニオイが残らない」という記述があったのですが、塩をてんこ盛りにするという手間がもうすでに私的にムリムリあせる
うちの溺愛野鳥の梅蔵君が、取りこぼした塩をついばんでも困るし。
そこでオススメなのが、ヒバ水です!
(Nさーん、ヒダ水じゃなくってよー。それってなんか淫靡じゃないw?)
これ、実は、助産院で赤ちゃんのおしり拭きとして使ってたんです。
コットンにしっかり含ませて、タッパーにたくさん作っておくの。
本当によく汚れが取れるし、お尻に優しいし、しかも匂わない!
0歳の頃、旅行先で切らして市販のおしり拭きを初めて使ったら、あまりの使用感の悪さにゴシゴシしちゃって、息子のおしりが血が出るほどかぶれたという…。
「お掃除に使えるのよ」と教えてもらって、うちはこれで拭き掃除してます。毒な市販洗剤は梅蔵ちゃんに心配だしねドキドキ
このヒバ水をスプレーボトルに入れ、そそうされたところにびっしょり目にシューシュー、雑巾で抑えれば、全くニオイが残りません。
恐るべしヒノキチオール!
しかも2リットル840円というお手軽さ!
是非お試しを♪

トイレトレーニング…、実は私、首が据わった生後3ヶ月の頃から、トイレには連れて行ってます。
「おっ、おむつなし育児ってやつですかい?」
と思われた方、
違いますパー
トレーニングです。
おむつなし育児の本、2冊ばかり読みましたけどね、
考え方自体はとてもすばらしいと思いますが、私には向いてませんガクリ

私はお姑さんに、「おむつは1歳ではずすもの」と口酸っぱく耳タコで言われ続けてきました。
「1歳の誕生日に、ピッと取っちゃうの!そうすれば取れるから。」と。
ですから、おむつは、私が怠けなければ1歳で外れるもの、何が何でも1歳ではずさなくては、とずっと思ってたんです。
でもな?いきなり取って、そんなんトイレでできるようになるもんなの?
当然疑問に思い、おむつなし育児の本を読んでみました。

すばらしい話がいくつも載っていたのですが、「おむつとれました」体験談に、取れた年齢の幅がありすぎるんですよ。
6ヶ月で取れました!なんて人から3歳すぎて、なんて人まで。
おむつなしを実践している人のサイトをのぞいても、2歳すぎても毎日びちゃびちゃに漏らされている、という記述。(そんなの気にしないスタンスで)
ええー?そんなに毎日毎日トイレに連れてってて、2歳すぎても漏らされるの〜?!ががん
短期決戦型の私には、気の遠くなるような話ですあせる
しかも「早くはずすのが目的ではありません。これはコミュニケーションです。」なんて気になる言葉が書いてある。
そんなツラいコミュニケーション手段をわざわざ取らなくてもよいのでは??
…と思いつつも、トイレには連れてっていました。
外出は紙おむつに甘えちゃったけど、家では極力布オムツ、特に夜は絶対布。(寝ているときは体温が下がるので、お腹を冷やす紙は使いたくなかった。)
洗濯も、夜中のオムツ交換も、毎日やれば慣れちゃうもんですけどね。

でもね、さすがにウンPは泣くけど、おしっこでオムツか濡れたからといって、全然ノーモンダイなんですよ、うちの息子。
おむつなしの本には、オムツでおしっこがしたくなくて号泣する優等生の話が載っていたりするんですけど、そんな赤ちゃんはマイノリティなんじゃないですかね?
むしろそんなに神経質で、他の面で育てにくそう…。(負け惜しみ?)
大体が膀胱の未発達な赤ちゃん、10分〜30分でちょびちょびおしっこされて、しかも間隔だってきちんと決まっているわけではない(うちの息子の場合)、それを必死に読みながらトイレへ連れて行く。
成功失敗に一喜一憂して、コミュニケーションが取れていれば母親なら自分の子供の尿意が分かるはずだなんて言われても、わからんもんはわからんのだから、私はこの子のことがわからないダメ母と落ち込むだけ。
初めての育児でナーバスになっているのに、余計な気負いが増えるだけですがな。

それでもトイレに連れて行き続けて、1歳を目前に、よし、これはイケるぞ!!と思った矢先に、突然まさかの「トイレイヤイヤ期」…なく
人生こんなに楽しいことばかりなのに、何で今トイレなんて行かないと行けない訳?むかっ
…と、息子が言っているようで354354
そこですべてがストップしてしまいました…。
まあ、起き抜けの朝1番だけは連れて行き続けましたけど。
それもどんどん成功率が下がっていき…。
私が息子とオムツでコミュニケーションが取れていたかどうかはわかりませんが、おむつなし育児の人達が言うような、少なくともうちの息子にとっては、おしりが濡れることが最優先事項ではなかった、ということです。

オムツが1歳で取れる、やっぱ不思議じゃないですか?
1歳でダンナのオムツを取ったというお姑さんに聞いてみたんですよね、夜はどうしたのかって。
「そりゃあ、寝る前2時間は何も飲ませないようにしたりするんだよ。」(ダンナは7,8ヶ月の頃には断乳していたらしい)
それで突然悟りました。そりゃムリだ。
2年以上夜中の授乳をし続けて、どんなに夜中の授乳が子供にとって大事か、1年2年早くオムツを取るためだけに、お乳をやめるような、そんな危険は冒せない。
1歳半まで本気完全母乳だと、ウンPもユルユルのまま。
「固形物を食べさせなさい。そうすればウンチも硬くなって楽になるから。」
と何度も説得されましたが、自分がラクをするためだけに消化器官が未発達な息子に固形物を与えるなんてことはできない。
やっぱり、消化器官がちゃんと完成されるのをゆっくり待って、おしっこもちゃんと溜められて2時間は間隔があくようになれば、子供も自分もストレスが減るのでは。
なんでも早ければいいってもんじゃない。

というわけで、2歳を迎えたこの夏、どうやら一回のおしっこ量がずいぶん増えたようなので、突然綿パンツにしてみたんです。
結論から言って、「はずれるんじゃない、取るの!」というお姑さんの意見は、正しいと思います。
今まで一歩が踏み出せなかった理由は、ひたすら「漏らされたくないから」。
1歳のオムツはずしに燃えている頃、トレパンを買ってみたり色々しましたけど、「足をつたう気持ち悪さ」を経験しないと、本人が「トイレへ行こう」という気にならないんですよね。
さらに言えることは、外出を紙オムツに甘えない。外出もガチで綿パンツにすることグー
外は漏らすと申し訳ないから、と紙オムツ、その甘えがイケナイ。
トイレで用を足す、って、純粋に社会的行為なんですよね。
うちの梅蔵ちゃんを見れば分かる。ヤツはいつでもしたいところが便器。きっと人間は不自由だ、って思ってるに違いないパー
人間が何故トイレへ行くか。単純に、恥ずかしいから、です。つまり高度な社会的行為。
人目が気になるから、人前で漏らすと恥ずかしいから、トイレへ行こうと思うんですよ、きっと。
その恥ずかしさを母も子もしっかり味わうことで、徐々にトイレでしなくては、と心底思うようになってくるんじゃないかな。
現代日本は過度に「君は君のままでいいんだよ、ドーンマイドキドキ」と言いすぎていると思います。
もちろん無駄に失敗を責める必要はないけれど、悪いことは悪い、恥ずかしいことは恥ずかしい、ときっちり言うことも大事なんじゃないかな。
私の場合、漏らしちゃったら「ざーんねん」くらいしか言わないようにして、外出するときや、外出先でトイレに行っても出さない時、「おしっこしたくなったらママに教えてね、みんなの前で漏らすと恥ずかしいよ?」と諭します。かなり真剣に聞いています。

その子によってツボって違うと思うんですよね。
おむつなし育児の人が言うように、「気持ち悪いからトイレへ連れて行って欲しい」と思う子もいるだろうし、ママに好かれたいから一生懸命トイレへ行こうとする子もいるだろうし、うちの子のように「恥ずかしい」が効く子もいる。
「うちの子オムツでしても平気なんだよね」「気持ち悪いとか思わないみたい」(結構な確率でいるはずだ)、という方、うちの子劣等性みたいに思わないで、多方面から攻めてみてください。うちの息子のように、きっとツボが違うだけだと思います。
そしてトイトレ開始時には、充分に膀胱が発達していること。
発達していれば、最初はちょびちょびでも、意識すればすぐに溜められるようになるんですって。友達の子供がそうだったらしい。

トイレは行かされるんでなく、自分で行きたくなる、目標はソコです。

うちの息子、最初は漏らして「おしっこー」と泣いていましたが、最近は漏らしたパンツを自分で脱ぎ、「ここー!」と掃除箇所を教えます。いや、教えて欲しいのはソコじゃなくムムム

そしてトイトレ開始半月目、今日初めて自分からおしっこを事前に教えましたグッド!
生後3ヶ月からトイレに連れて行ってたせいか、少なくともトイレとはどういうところかを彼は知っていたので、トイレに座ることを嫌がることはありませんでした。
ただコントロールには訓練が必要、というだけで。人間って心底めんどくさいなく
連れて行ってたことは無駄じゃなかったと思うな。もし次があるとしたら、やっぱり首が据わったらトイレへ連れて行こうと思ってます。

私のトイトレ出口は近いのか遠いのか。それは誰にもわからないw