うちの次男様は素晴らしいと思う件

こんにちはです(^▽^)

ブログではずいぶんお久しぶりになってしまいました。

私とむしろ台所診療所が運営する育児有料サイト「アンテナ」では努めて書くようにしているつもりではありますが、何せ私の場合「文は自動書記」なのでw、エモーションが沸かないと書けない…ライターって商売にはきっと向かないわw


コロちゃん騒動の中、皆さまお元気でお過ごしでしょうか♡

うちも例に漏れず学校も幼稚園もがっつり閉鎖になってしまいましたが、本気で楽しい毎日を過ごしております。コロちゃんありがとーー!!(なぜ楽しいかは後述します)

ありがちな「子どもらのお昼の口をふさぐ問題」についても、去年からレッスンを受けている米粉パンで回避。

すごく美味しくて子どもらも大好きだし材料費もそれほどかからないし、もう普通のパン屋さんに足を止めることは全くなくなってきました。そういえばパスタも全く欲しくなくなったから「小麦粉は中毒性」説に一票。

ちなみに今日のお昼はシーチキンとコーンの米粉クリームピザでございます♡

 

私がレッスンを受けているところ→

みるキッチンもぐもぐ

(アンテナのメンバーさんなの♡)

 

小学校の一応建前としては、「午前中は家で家庭学習」なのですが。

子どもの勉強を見るとかマジ無理な私は、ネットの波からこういうものを発見して観せております。

 

探究学舎 

http:// https://tanqgakusha.jp/

 

コロちゃんで困っているご家庭に、期間限定の無料で授業を配信してくれています。

内容は、普通の授業とは違って、子どもの興味をそそるような、宇宙の話とか映画の話とか、学年を問わず観られるお話。

時間も午前中の2時間くらいなので、我が家のペースにぴったり。5歳の次男も半分くらいまではお兄ちゃんと頑張って観られているよう。

午後は、クラスの同級生たちとうちの前の河原で遊んでいます。

みんな暇すぎて出席率が異様に高く、ここに担任の先生を呼んだら課外授業ができるんでねえ?くらいの勢いですw

この一か月でいかに秘密基地を作るか、しか頭にないらしい。子どもすげえ。

雨の日はおうちで、紙ねんどやったりお絵かきしたり。

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左が次男作、右が私作のペンギンさん。なかよし風でこの作品がとっても気に入っています♡

夜は花札かトランプの相手。

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うちにはこういうふざけた花札しかなくてねえ。デザインされ過ぎていて絵の判断がまあまあ難しく、実用にあまり向かない。ムーミン花札なんか赤タンに文字が書かれていないんだぜ?記憶でしか役を作れないじゃんね。

 

というわけで毎日がっつり子どもの相手をしている私ですが。

これが毎日とても楽しくて、この時間を作ってくれたコロちゃんにとても感謝しているのです。

普通なら、というか、今までの私だったら、「仕事せなあかんのに子どもがずっといるとかずっと相手しているとかマジでくそダルい💢」としか思わなかったんですけどね。誰よりも子ども嫌いだしさ。

特に、次男との時間が取れるのがうれしい。

長男は当然初めての子どもなので、次男が生まれるまでの4年間母とはマンツーだし、彼とはがっつり遊んだ自信がありますが、次男は二人目なので新鮮味がないというか、私の子育てへの意欲も落ち気味というか、母と遊んだ絶対時間が少ないんですよね。

なので長男が同級生と遊んでいる間、ほぼ毎日次男と公園デートをしています。

お兄ちゃんラブな次男には、お兄ちゃんがお友達と遊ばない日は嫌われる母なんですけどね( ;∀;)

 

「愛」と「愛すること」は違う。

子どもが健やかに育つには、どちらかではなく、そのどちらも必要なんだーー。

この記事を読んだとき、頭をガツンと叩かれたような、今まで感じていたモヤモヤがスッキリ晴れたような、そんな感じがしました。

 

『チョコレートドーナツ』の映画は家族愛とは何か、子どもの幸福とは何か、何を大切に生きるのかを考える | AI-am

 

これは「チョコレートドーナツ」という映画のレビュ

ーなんですが。

そして映画そのものはまだ私は観ていないのですがw観てない私が死ぬほどざっくり内容を説明すると、あるゲイカップルが、薬物依存でシングルの母に育てられていたダウン症の子を引き取って養育する、という話のようです。(実話だそうです)

ここにこんな一文がありました。


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はじめて3人でごはんを食べたとき、ごはんを食べようとしないマルコに、ポールは「好物は?」と聞く。

マルコは「ドーナツ」とこたえる。

それに対してルディは「夕食にドーナツなんて体に悪いから」と言う。

ポールは、ラッキーなことにちょうど家にあったチョコレートドーナツを「たまになら害はないよ」と言って出してくる。

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映画の紹介文では、「愛のない家庭で育てられたダウン症の子ども」と書かれてますが、レビューの執筆者はそうではない、と言います。

薬物依存でシングルのこの母は、このダウン症の子どもを抱えて、少なくとも放り出すことはせず、14歳になるまで養育した。

つまり、子どもを育てるだけの愛はあった。

ただ、「愛すること」を知らなかっただけだ。

「チョコレートドーナツ」という象徴的な題材を使い、「夕飯にドーナツなんて体に悪い」という、子どもに対する「愛」と、それに対して「君はどうしたい?」と、ダウン症の子どもに聞く、子どもを「愛すること」について、対照的に表現している、と。

これを読んだ時、

そうか、

と、

愛すること

とは、違うのか!

目から鱗がボロボロ落ちまくりました。

 

私たちの中に「愛」はあります。

特にこのブログにたどり着く人たちや、私も含めて世に言う「子育てに熱心な」人たちは、ことのほか愛が強い人たちだと思います。

子どものために、あれをしなくてはこれをしなくては、これは体に悪いからあれは教育に良いから、食べ物に気をつけ放射能を避け色んなことを一生懸命調べて世の中に怒りを感じたり行動したり、それも私たちの中にあるたくさんの「愛」です。

それ自体はとても尊いものだと思います。

だけど、あまりに愛がたくさんだと、「〜でなくてはならない」にいっぱいいっぱいになってしまい、「愛する」という行為まて手が回らなくなりがちで、結果子どもは「愛」を「抑圧」と感じてしまうことに陥りやすい。

抑圧を感じ、「僕を見て!愛して!」とSOSを発した時、体の不具合になって発現させる子どももいる。

発熱だったり湿疹だったり、時には虫歯だったり。

もちろん「愛すること」だけで「愛」がないのも、健やかに育ちにくいでしょう。

様々な不具合の原因が愛されないことだと仮定したとしても、どんだけ愛されていても幼い頃からのチョコレートドーナツの食い過ぎは当然虫歯になりやすいでしょうしw

甘やかし放題のジジババが子どもの言うがまま与えて将来に健康不安を残すことが良いこと、とも思いません。

 

じゃあ、「愛すること」って、なんでしょう?

この映画では、「ドーナツは体に悪い」というセリフに対し、「君はどうしたい?」と子どもに直接聞きます。

ドーナツを出されても食べようとしない子どもに対しても、「食べずに見るだけ?」と言って、待ちます。

ここには、子どもに対し「ねばならない」ではなく、「あなたはどうしたい?」と、存在を認め、信頼する姿があります。

与えているのは「安心(=愛すること)」であり、「正しさ(=愛)」や「~しないとこうなっちゃうよ」という「恐怖」ではないのです。

 

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わたしたち親は往々にして、自分のおもうようにこども(他者)を動かしたいとき、相手を責める言葉かけをしています(「そんなことでどーするの」「何回言ったらわかるの」など)

つまり、相手を責める言葉かけをしているときというのは(わかりやすいのは、叱っているときや怒っているとき)、自分のおもうようにこどもをコントロールしたいときです。

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自分の思うように他者をコントロールしたい。

「愛」が強いと、時に陥りやすいところなんじゃないでしょうか。

犬猫は掛け値なくかわいいのに、自分の子であれよその子であれ子どもはどうも苦手、というとき、それは、子どもに対しては「どうにかしよう」とか「どうにかせねば」と思っているから。

犬猫に対しては、そういうことはない場合が多いですもんね。特に猫は、どちらかというと飼い主の方がどうにかされちゃうのかしらw

そうか、よく躾けられた犬に対する違和感って、そこか。

 

振り返って、「子どもを愛する」を、「自分」に置き換えてみる。

私たちは、「自分を愛して」いるでしょうか。

愛はあります。私の中にあります。

でも私は私に、「あなたはどうしたい?」と存在を認め、信頼しているでしょうか。

自分もかつては子どもだった。

子どもの自分は、「愛」はあっても、「愛されて」いたでしょうか。

今の自分は自分を愛してあげているでしょうか。

自分を愛してあげなければ(許可を出せなければ)、他者にも許可は出せないし、愛せてはいないはず。

特に私たち親世代は戦後の抑圧の強い拝金主義世代に育てられ「何者かにならねばならない」呪縛のもと、この「掛け値なく愛される」経験の少ない、幸せ感が少ない大人に成長しているかもしれません。

そしてそれを私たち自身が次世代につないでしまっている可能性はないでしょうか。

 

うちの次男は長男と違って、非常に「わかりにくい」子です。

長男はいわゆる「よくできた子」で、他者からの評価もそれほど悪くないし、表面的には手のかからない子です。

対照的に次男は、非常にマイペースだし同年代のお友達ともあまり馴染まないし、誰かと会うとあいさつもせずクラゲのように2つに折れますw←子どもにありがちなコレって緊張を逃しているので、やめさせない方が良いらしい〜

私も最初は戸惑いました。兄弟同じように育てているはずなのにこの違いはなんでやねんって。

愛(=今思うと、正しさ)は与えているはずなのに、同じ結果が出ないのはなんでだろう?って。

次男は、幼稚園があまり好きではありません。

1クラス30人弱という雑多な環境の中、自分のパーソナルスペースが他の子どもに侵食されがちなことがどうやら苦手なようで、一時期は園のホールに入ることすら拒否していました。

「ざわざわする音が嫌なのかな?」と先生が試しにイヤーマフを付けてくれたら入ることができたので、しばらくは教室でも自分判断で付けていました。今は付けなくても大丈夫らしいのですが。

園庭でもあまり遊ばないのですが、理由を聞くと「色んな人にぶつかっちゃうから」。

子どもがロッカーにわっと集まる帰り支度の時などが最も苦手らしく、みんなが支度が終わるまで待ってからゆっくりと自分の支度を始めるので、帰りの会に間に合ったことがありませんw

でも先生のお話は録音再生の如く聞き漏らさず聞いているので、そうかただ座っていることがいいというわけでもないんだな、と思いました。

みんなと並んで座ることも嫌なようで(密着するから)、ひとり違うところに椅子を置いて座ります。これも自分判断だそうです。

それをさせてくれる園にも感謝なのですが、私がすごいなと思ったのは、参観等で母である私が後ろにいても、次男は自分のペースを全く崩さないのです。

なるほど!私の前ですら良いカッコするとか怒られるかもとかマイナス評価されるとか、そういうのはないんだ、彼は自分の選択に自信を持って、自ら「やりたくて」コレをやっているんだ、こいつすげえな、と。

私だったらみんなと一緒でないことが不安だし「どう見られるか」が気になると思うし、長男もそういう人種だったりします。(だからよその人から怒られるとやたら長引くのよねw)

 

そんな「自分らしさ」を失わない彼に、私ができることはなんだろう?

アンテナメンバーの方の経験談で、この方は小さい頃なんでも言うことをきく「すごく良い子」だったらしいのですが、なんと、その頃の記憶が全くないのだそうです。

小学校3年生くらいの時彼女のお母さんが突然、「あ、この子にはこの子のペースがあるんだ」と気づいてから、彼女に記憶が残るようになったのだそうです。

これってすごく怖いことで、彼女はただ親や周りの愛に応えている間はまるで自分の意思で生きていなくて、だからその間の記憶がない。

お母さんが子どもを「愛すること」に気づいて初めて、彼女の人生が始まったのでしょう。

この話を聞くと、私にできることはただ、彼を愛すること、存在を認め、ありのままを認め、誰がなんと言おうと彼に「大丈夫だよ」と安心感を与えること、それだけなんじゃないかな、と思いました。

自分自身の人生を振り返っても、「何者かにならなければならない」との強迫観念のもと、「もっと、もっと!」と今を否定し上へ上へと自分を労ることをせず、自分を愛すること=今のままの自分を認めてあげてこなかったな、と思います。

でも、何者かにならなくても、可愛いアイドルになれないおブスでもすげえピアニストでも羽生結弦でなくても、英語を喋らなくても三流大学しか入れなくてしかも美容師とかはちゃめちゃな選択をしてきても、なんとかなってるし私は私の人生をそれなりに生きてこれてます。

親を恨んでも他人を妬んでもどうにもならない誰のせいでもないコレが私が選んだ人生だし、子どもたちにしても私なんかが起きてもいない将来をムダに心配したりバタバタしなくても、そうやって己の人生を創っていくことでしょう。

そんな時私にできることはただ、「何があっても大丈夫だよ」と彼を丸ごと受け入れ愛することだけ、なんじゃないかなと。

そうやって子どもを丸ごと受け入れるには、まず、親である自分が自分を丸ごと受け入れること、自分を愛する手段はただ、未来でも過去でもなく無心に今を生きる子どもと、共にいること。
ただ子どもと無心に過ごしているだけで、こちらも無心になれる。光をもらえるんですね。
だから今、このコロちゃん騒動で子どもをいられる時間ができたことが心から嬉しいし、毎日が楽しいんです。今ココ。

これをきっかけに日本全体が原点回帰みたいになって、本来ある姿に戻れるといいですね。おうちにかえろう~~♪

とくにお父さんたち、長男同級生のお父さんとかもリモートワークになって、子どもらの釣りに口を出す時間ができたみたいです。

口出したくもなると思うけどね、エサつけないで鯉釣ろうとしたりするからさ←うちの息子wつーくんってそんなにバカだったっけ?って言われたww

 

ま、うちの次男もね、あの人のことだから、この先きっと人前でち○んこ出すくらいのことはすると思うんだよね( ̄◇ ̄;)

その時は江頭2:50を優しく見つめるような目で

「う ん 、 大 丈 夫 」

と言えるくらい精神を鍛えておきとうございます。

あー将来が楽しみだなーっと。

 

 

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☆おしげさんは現在・足ツボ屋さんですw

東京八王子の足つぼ・経筋施術サロン