お産の振り返りその2

つぅ〜な話 西原式育児の実践と検証
おんや〜?
助産院、助産院っていうわりに、
ずいぶん病院ぽい写真ですね〜?

はい、実は私、
最後の最後、どうしても出なくて、
病院搬送になってしまいましたなく
ちくしょうむっ

助産院を選ぶ理由って、
たいていは、
自然なお産がしたい、とか、
会陰切開がいや、とかだと思うんですが、
私の一番の目的は、

「私の臍帯血は息子のものっ!!

西原医師によると、
臍帯血って、お母さんからの最大の免疫プレゼントなんですね。
お産は「産み落とす」というくらいで、
重力によって胎盤からの臍帯血が赤ちゃんに戻され、
それが将来の免疫機構に大きな影響を及ぼすんです。

病院で出産すると、なんだかんだ理由をつけて
めちゃめちゃさっさとへその緒を切ってしまうんですが
(病院はとてもとても医療介入がしたい)、
助産院は、ゆっくりゆっくり、
胎盤がドクドクし終わるまで待ってから切ってくれます。
その間、臍帯血が赤ちゃんに戻っていくわけなんですね。

「へその緒をゆっくり切って欲しい」
それだけの条件なのに、
その条件を満たそうと思ったら、
助産院しかなかった、というわけなんです。

私、こういっちゃなんですがとても優秀な妊婦で、
つわりも腰痛もほとんどなく、糖もタンパクもなし、
体重も妊娠8ヶ月で+3.5Kg、
一度も逆子になることもなく、
本当に平和な妊娠生活でした。
「当然よっ。私ったら気をつけているもんねっグッド!
やっぱり私のやっていることは正しいのねっきらきら

と思ってたら、
予定日過ぎても、これっぽっちも生まれる気配がないウキャー!

ここまで順調に来ていたから、
助産院で産めない」という可能性を全く考えていなかったので、
アタマ真っ白!!
もう大泣きで助産師さんにすがりつき…ウキャー!
「妊娠・出産は自分の知らない自分が見える」
と誰かが言ってたような気がしますが、
本当、自分のことであんなに他人の前で泣くことって、この先ちょっとないかも汗

助産師さんは言ってくれました。
「どうしてそんなに病院で産むのが嫌なのか、書き出してごらん」

そうか、なんでなんだっけ?

カンガルーケアがしたいんだった。
初乳を飲ませたいんだった。
トコちゃんベルトを巻いて欲しいんだった。
へその緒をゆっくり切ってほしいんだった。
乳頭混乱を起こすから哺乳瓶は使わないんでほしいんだった。
ダンナと一緒に、迎えたかったんだった。

全部紙に書いて、助産師さんに渡しました。
助産師さんは、病院のなじみの助産師さんにそれを相談してくれ、
できるかぎり希望をかなえてくれる、そういってくれました。

これほど人生、救われたことはなかったかも。
私にとって助産師さんは、母にも神にも見えました。
この歳で恥ずかしいんですけれども。

そうか、泣いてたってなにも変わらないもんね。
「人事を尽くさずして天命待つべからず」

それからの私は、陣痛をつけるべく、
スクワットなんて甘いもんじゃありません、
ビリーズブートキャンプを1日2回やり、
コアリズムを1日1回やり、
駅前デパートの階段を10階から下る、を1日2時間やったアホ
これ、恥ずかしいのっ。
防犯カメラがついているでしょ。
時々やってくる警備員さんに、
「すいませんっ!生まれないんですっ!!」
って言い訳したりして…汗

そしたらあと1日で正期産終了って日の夜に、
突然のおしるし
あれよあれよと言う間にお腹がいたくなり、あっという間に15分間隔に…え゛!

この先はまた次回なんですが。

今でも時々、同じく病院送りになった仲間と、
「今思うと、何が悪かったのかねえ?」
としみじみ語り合います。
私の場合、正期産が1ヶ月あったら、普通に産めたと思うなあ。
コウケントーやりすぎて、胎盤が丈夫になりすぎたんだと思う〜。
出産って、胎盤が老化して妊娠を継続できなくなった結果だって言いますから。

何事もホドホドに、ということでパー

病院で、私の胎盤を何かの容器に入れて運び出すところを見てしまったのですが、
「臍帯血バンクだかプラセンタだか知らないけど、
それは私の息子のだ〜!!」
と、うらめしく見送りましたとさ。