近況つらつら

だいぶお久しぶりになってしまいました。

皆さまお元気でしょうか?

我が家は元気…と言いたいところですが、4月初めくらいに流行り病を頂いてしまい、10日間の出禁を食らいました〜

子どもは12時間くらいで終わったし、私も喉が痛い程度。

人生振り返ればもっとキツい風邪はたくさん引いてきたしなあ。

しかしそこは中医学お勉強中のおしげさん、転んでもタダでは起きません。

ヤツの正体と対処法をがっつり体験学習してまいりましたよw

適切な対処を知っているということは、無駄に怖がったり長引かせたりしなくて、おトクです。

 

身体的なことを抜きにしても、10日間何もしなくていいなんて経験は人生でほとんどできるものではないので、貴重な体験でした。

支援物資のでかい箱が3つも行政から送られて来るのですが、ここまでレトルトに頼ったのも、そしてここまでネトフリに頼ったのも初めてでw

10日間子どもたちも道連れ籠城ですもん、もう仕方ないですよね、毎日がドラゴンボール三昧。

私も一緒にダラダラと観てましたが、何気に人生初ドラゴンボール、なんだよこれ里見八犬伝の焼き直しか?と毒づきつつフリーザがなんなのか、スーパーサイヤ人がなんなのか、初めて知りましたよと。

しかしなんなんだあの「最強詐欺」は!

戦っても戦っても最強が出てくるからいつまで経っても番組が終わらないんですけど?!

←力ばかり欲する男性脳に若干イラッとしている…

ダンナが、「キャンディキャンディにしとけ」とYouTubeで検索して観せたんだけど、当然男子どもにはヒラヒラスカートと縦ロールヘアに憧れる女子脳のことはさっぱり理解できず。

男女はここまでわかりあえない、と、妙に感心すらしてしまった。

 

さてさて。

ここにきてようやく我が家が子ども部屋を作るために重い腰を上げ、二段ベッドを買いました。

なんか、ものすごい頑丈な2段ベッドらしい。
プロモでデブのおっさんが飛び跳ねていた。
あったよね昔、象が踏んでも大丈夫な筆箱とか。

 

今までは、私を真ん中に、左に長男、右に次男と、川の字になって寝ていました。

長男11歳、次男8歳、私の中ではまだ授乳の延長上だったw

そんな大きくなってまだママと寝ている?!と思われそうだけど、私自身、中学3年生まで母親と寝ていたので、そんなに違和感がない。単に貧乏で高1まで自分の部屋がなかっただけなんだけど。

なんなら私はまだまだ絶賛モテ期継続中で、私の体の真ん中での国境紛争が絶えない。

さすがに長男はそろそろいいだろうけど、次男が8歳じゃひとり寝がまだ早くねえ?と思っていたら、実は長男の方が、例えるならゴールデンレトリバーのような性格で、大変な甘えん坊。

部屋ができて机があてがわれたこと、自分たちの二段ベッドが入ったこと自体は大変大喜びしたのですが、フタを開けてみれば私が枕をもって、夫婦のベッドと二段ベッドの上下を交互に夜鷹する日々です…。

まあ大型犬に添い寝していると思えばな。

子どもにとって、誰と寝るか、誰と食べるか、というのは大人が想像する以上に大きな問題のようで。

よく、「自立」させるために早くひとり寝させる、ということがあるようですが、私は、十分に満たされて自分から布団を出ていくまでは無理に追い出さない方が、「埋まらない何か」を引きずる可能性が低くなるんじゃないかなと想像してます。

自然に卒乳と考え方は同じかな~

ほっといてもそのうち自分の世界を創るようになるんだしさ~

 

次男は、2年生になって早々に、8歳の誕生日を迎えました。

 流行病以降恐ろしくやる気の木が枯れていたので、ケーキがひどいアリサマで。

一応「8」の字にしたものの、あったよね昔こういうお菓子…メガネのマーブルチョコレート?みたいな出来…まあこの人はフルーツさえ乗ってれば喜ぶのでヨシとしよう。うん。 

 

次男の新しい担任の先生は、2日に一度、作文の宿題を出す人です。

簡単なその日の出来事を書けばいいだけ(先生が子どもを把握する目的もあり)、なんだけど、作文がものすごく苦手と主張する次男が本気で涙目になってまして。

去年1年間、勉強というものに全く関わってこなかった私だけど、作文は確かに最初は辛いだろうし、特に今しか生きてない次男にその日の出来事書けなんてそもそも覚えてないだろうしw、でもこういうのは慣れだからありがたい宿題だろうし、ここは私が少し教えた方がいいのかな?と、珍しく向き合ってみたものの、涙目変わらず。

ただ私がイラッとするだけなので、10分もたたずに放棄w

 じーっと涙目で方眼を見てた次男、突然鉛筆を動かして一気に書き上げ、ランドセルにしまいました。

あんだけ涙目だったのにさ、何書いたか気になるじゃん。 

 

「今日はかみのけを切りにいきました。さきさきした音がきもちよかったです。」 

 

さきさき!

さきさきした音!!

すげえ表現力〜!!なんて瑞々しい!!

 苦手と得意は表裏一体。

ほんっと、なんも心配することないんだな子どもって。彼の宇宙をなんとかしようとか、心配とか、ほんとおこがましいと反省したでござるよ🐵

 

8歳になって、カンフーも習い始めました。

お兄ちゃんはすでに習っているんだけど、私がストップをかけていた。

あまり小さい頃から激しい運動をするのも、と思っていたのもあるのですが、お兄ちゃんが、弟が自分より早くから始めるのを嫌がったという経緯もありw

さてこの人は格闘技系はどうかな~?と思っていたら、意外にも真剣にやる。

「なんでしょうね、この人、意外に楽しそうにやっているんですよね」

と言ったら、次男が、

「なんでかボクもわからないけど、楽しい」

と言った。

何でかわからないけど、楽しい。

思考ではわからないけど、感覚では楽しい。

これって誰かに見られるから、評価されるから、という動機(思考)でなく、自分の感覚とちゃんと繋がって楽しんでいるということで、それはすごいことだなあ、と思って。

彼は普段結構力が抜けていて、クニャクニャしていることが多く、ああもうもうちょっとシャッキリせいい!ってイライラすることも多々あるんですが、力が抜けているゆえに、ここぞという時に集中力や力を発揮するという利点がある。

普段から無駄に緊張していないんですよね。

私たちの時代は、ピシッとしなさい!きちんとしなさい!と怒られて育てられてきたので、いつも評価を恐れびくびく緊張しながら過ごしていたような気がする。

私の子どもの時もクニャ系やウロウロ系や学校イヤイヤはいたけど、「決まった価値観」以外での存在の仕方を許してもらえなかったと思う。

今はこういう個性も認めてもらえる、良い時代だなあと思います。

私なんか学校の選び方も、関心ごとはただ偏差値が少しでも高いかどうかでしかなく、「なにがしたいか」なんて考えたこともなかったなあ。

 

時代はどんどん進んでいく。

この子たちが職を得るころには、AIが台頭して、今の職業の70%はなくなると言われているそうですが。

世界でたった一人しかいないその子の個性が存分に発揮されれば、自分の感覚と繋がった仕事で、楽しく人生を歩める確率は高くなるんだろうな、と思います。

そう考えると、幼児教育、小学校教育がどこに重点を置いているのか、とっても大事になってくるでしょうね。

 

今月は、長男が12歳を迎えます。

来年は中学生だってさ~やんなっちゃうねえ。

 

ではまた~!